湯シャンは頭皮環境の改善に効果あり!正しいやり方と5つのコツ
最近、じわじわと見直されている「湯シャン」…
あなたはそのやり方や効果について、詳しくご存知ですか?
「湯シャン」とは、通常のシャンプーとは違い…
シャンプーやトリートメントなどは使用せずに…『お湯だけ』で頭皮や髪、皮脂の汚れを落とす洗髪方法のことを指します!
芸能人でも、タモリさん・福山雅治さん・タレントのYOUさんなどが公言することで、話題にもなりましたね。
今回の記事では、頭皮環境の改善にも効果があるとされる「湯シャン」…
また、この「湯シャン」を失敗しないための正しいやり方と5つのコツについて解説していきましょう。
※「湯シャン」は男女ともに共通するシャンプー方法ですので、女性の方も参考になると思います。
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「湯シャン」をするメリット
では、なぜ「湯シャン」が今見直されているのでしょう?
それは…
☑ シャンプー・トリートメントに含まれている化学成分に頼らない
☑ 今までのシャンプーで取り除きすぎていた「良質な皮脂」を残す
☑ 髪や頭皮が本来持つ、殺菌作用や蘇生作用を取り戻す
これら4つの作用が、化学成分を含むシャンプーなどを使用するよりも…
より健康な頭皮の状態にしていくことができる!という発想から「湯シャン」は生まれました。
人間の治癒力・蘇生力を促して、本来の力を取り戻す方法…
いわゆる…『湯シャン=自然治癒力』を活かした方法と言えるでしょう!
湯シャンには白髪を減らす効果も…
本来、自然で健康な頭皮には、菌は菌でも…
悪い菌を食べてくれる、良い菌も住んでいます!
しかし、シャンプーをしすぎた頭皮には、良い菌も悪い菌も洗い流してしまうため…
無防備で雑菌やカビが繁殖しやすい環境になってしまっています。
自然分泌された良い菌を多く住まわすことで、その菌に雑菌やカビ菌を食べてもらい…
シャンプーをしている時以上に、常に清潔な環境を整えてもらうのが本来の姿です。
また、毛穴も清潔でいられるため、髪にハリ・コシが戻り、頭皮の乾燥トラブルの改善になったりもします。
中には「白髪」が減った体験例もあるようですね!
未だに、白髪が生えてくる原因は100%解明されていませんが…
ホルモンバランスや頭皮の状態、ストレスなどの要因で生えてくることはおおよそ検討がついています。
湯シャンで頭皮改善されることで、白髪が減る…
という現象は別段、不思議なことではないかもしれませんね?
湯シャンは頭皮環境を整えてくれる
市販で売られているシャンプーの多くには合成界面活性剤という化学成分が含まれており…
皮脂を強制的に洗浄してくれるだけのパワーがあります。
それだけの洗浄力がある上に、40℃くらいのお湯で流し…
頭皮に爪を立ててゴシゴシ…なんてことをしたら…
洗浄力が強すぎて皮脂はスッキリとゼロに、また頭皮も傷つけかねません。
またシャンプーがきっちり流しきれていないと、残留物が毛穴に残る可能性もあります。
皮脂は決して悪いものではなく、皮膚を外的なものから守る効果があるため…
常に適度に残しておく必要があります。
洗いすぎは逆効果に!
また皮膚には足りなくなった皮脂を補う役割もありますので、度々の補充が続くと、常に過剰に分泌してしまいます。
そうした場合、過剰分泌が原因で脂性肌になり、そしてその脂を取るために頻繁にシャンプーをしてしまう…
そこに負のスパイラルが生まれてしまいます。
頭皮に良いと思って毎日していたシャンプーが…
結果的には、過剰な脂や残留物が毛穴に溜まり、薄毛の要因となったり、頭皮湿疹・脂漏性皮膚炎につながったりもするため…
逆効果となる場合もあるのです。
※ 頭皮湿疹・脂漏性皮膚炎については「頭皮の湿疹・脂漏性皮膚炎…4つの原因とおすすめ抗菌シャンプー」で詳しく説明していますので、お悩みの方は是非チェックしてください。
「湯シャン」正しいやり方と5つのコツ
お待たせいたしました。
「湯シャン」のメリットや恩恵も整理できたところで…
早速「湯シャン」の正しいやり方についてご紹介いたしましょう。
やり方や継続期間によっては、「湯シャン」で皮脂過剰分泌・脂漏性皮膚炎の改善・予防にもつながります。
また、薄毛や乾燥肌対策にもなる正しい手順をコツも踏まえながらご紹介いたしますので…
今日から明日から実践してみくださいね。
手順1:洗髪前のブラッシング
まず、お風呂場に入る前(乾いている状態)には、必ずブラッシングをしてください。
できれば竹櫛(たけぐし)や、動物の毛を使用した柔らかいブラシが効果的!
ブラッシングには、髪や頭皮に付着したホコリやゴミを取り除く効果の以外にも…
頭皮の皮脂を髪に馴染ませ、その皮脂が髪を保護する役目を果たしてくれる2つの効果があります。
●コツ1:ブラッシングする際は、頭皮からブラシをつけましょう。
頭皮の血行を促すことも目的の一つです。
髪や頭皮に優しくゆっくりとなぞるように、じっくり時間を掛けてしてください。
手順2:ぬるま湯でじっくりと…
普段、皆さんはだいたい40℃前後のお湯やシャワーで入浴されていることでしょう。
しかし前述した通り、40℃以上となるとシャンプー並みの洗浄力になってしまうため、湯シャンの効果が半減してしまいます。
●コツ2:シャワー温度を35~38℃に設定し直し、いわゆる「ぬるま湯」程度で全体を流してください。
その際、時間は2~3分くらい掛けてたっぷりと流してあげましょう。
※ 髪の長さの応じて、時間を掛けましょう
手順3:湯シャンの基本は「指」
シャンプーする時と同じように、爪や指で強くゴシゴシするのではなく…
「湯シャン」の基本は「指の腹」で軽く円を描くようにマッサージすること!
(毛穴の汚れを取るイメージで)そうすることで毛穴に詰まった汚れもお湯で浮いてくるので、洗い流しやすくなります。
●コツ3:但しこのマッサージは5分以上してしまうと、余計な皮脂まで流してしまうので、やりすぎにも注意です!
手順4:シャンプーが終わったら?
普段はシャンプーが終わったらトリートメント(リンスやコンディショナーなど)…
という流れで入浴されている方も多いでしょう。
「湯シャンをする」ということは…本来、トリートメントも使用してはいけません。
それじゃ髪がキシキシするのでは?という不安や疑問を持たれる方もきっと多いはず…
そこで髪を中和させてあげましょう!
傷んでいる髪ほどトリートメントをしないとキシキシします。
それは、髪が弱アルカリ性になってしまっているから…
(健康な本来の髪は弱酸性)トリートメントやコンディショナーにはそのアルカリ性を弱酸性に戻す成分が含まれているため、洗い終わった後の手触りが良くなる訳ですが…
湯シャンではトリートメントを使用しません…そこで…
●コツ4:「お酢」「クエン酸」を少量(洗面器にお湯を張り、小さじ1/2~1/3程度)混ぜて髪や頭皮に掛けてみてください。
お酢(=酢酸)やクエン酸は文字通り酸性ですので、アルカリ性に寄った髪を弱酸性に戻す効果があり…
同時にキシキシ感も取り除いてくれます。
※ 但し、お酢の場合、独特なニオイがない訳ではないので、気になる方は薬局などでも気軽に購入できるクエン酸でお試しください。
※ お酢・クエン酸に抵抗がある場合は、頭皮に付けないようにすればトリートメントもOKですので、手触りやダメージ具合に応じてご対応ください。
手順5:乾かす時も注意が必要!
湯シャンがうまくいっても、結局乾かす時に頭皮をゴシゴシ…髪をガシガシ…なんてことをするとまったく意味がありません。
最後まで気を抜かないようにしましょう。
髪の毛を乾かす時は、まずタオルでしっかりと水分を取るんですが…
その時に擦る必要はありません。
●コツ5:押さえるように…挟むようにするだけで十分水気は吸い取ってくれます。
髪や頭皮は水に濡れている時がもっとも弱い状態とされています。
タオルでガシガシしたりすると摩擦熱だけでなく、静電気も発生するため、髪にとっての悪条件が重なってしまいます。
抜け毛や切れ毛が起こるのもそういった要因があげられますので、拭く時はあくまでも優しく…
もちろんドライヤーで乾かすことは問題ありませんが、その際も頭皮や髪をゴシゴシせずに…
キューティクルの流れ、髪の流れに沿って、少し距離を取って熱風を当てるようにしてください。
「湯シャン」を始めるなら…
「湯シャン」に興味を持ち、早速始めてみようとお考えの方は、まず…
シャンプーの頻度を徐々に減らすところから始めてみましょう!
週に3回…週2回…休みの前日だけ…というように…。
これまでのシャンプーの習慣を突然変えると…
- 物足りなさ
- 皮脂の残留感
- スタイリング剤の残留感
- かゆみ
などが気になってしまう方がほとんど!
自分の頭皮の状況を、湯シャンする中で見つけてることが、継続するポイントです。
自分が思っている状態と実際は違うケースも多いため…
お湯の温度や湯シャン時間を調整しながら…
自分に合った最適な「湯シャン」を見つけてください。
「湯シャン」を失敗しないためのポイント
湯シャンを始めてスグの頃は…
今までシャンプーで落とし過ぎてきた脂分を補おうと…
皮脂が過剰に分泌され、洗い終えても髪がベタついてしまう場合があります。
ここで挫折する方が多いようですのでアドバイス!
と言っても答えは簡単…
ベタつきが気になる方は、軽めにシャンプーしてもOKです!
時間もかけず、ゴシゴシもせず、頭皮や髪を1回なでるだけ…くらいの感覚で軽くだけ!
そうすることで自分自身の安心感にもつながるでしょうし、無理なく継続できると思います。
湯シャンは、何よりも…
正しいやり方で「継続する」こと!
がテーマです。
しかし、湯シャンを続けていくうちに、必要な皮脂が残っていると頭皮が判断すれば…
過剰な分泌はしなくなり正常な状態に戻ってくるので…
ベタつきもなくなり、徐々に「本来の頭皮」に戻ってきます。
ですから、シャンプーはあくまでも「緊急時のみ!」程度の認識で…
いつでも何でもシャンプーに頼る…その考え方を少しずつなくしていってください。
正しい湯シャンは「温度」が重要
実は…「お湯」そのものにも洗浄力があることはご存知でしたか?
お湯の「温度」が上がれば上がるほど、その洗浄力は上がるのです!
普段皆さんが入浴時に設定されている40℃くらいのお湯だと、シャンプーと同じくらいの洗浄力があるとされています。
ですから、お湯だけで髪や頭皮を洗うことは決して不潔なことでありません。
但し、スタイリング剤や整髪料を普段からたっぷりとお使いの方で「湯シャンだけだと不安だ!」という方は…
湯シャン前に髪にだけ軽くシャンプーされても良いと思います。
自分にあった「湯シャン」のポイント
【乾燥肌向け】洗い方
普段から乾燥が気になっている方は、低めの温度で洗い流すようにしてください。
高いお湯で洗うと、洗浄力が強くなり皮脂がゼロに近くなるため、乾燥が進行してしまう恐れがあります。
(乾燥肌の方は、皮脂量が分泌されにくい体質が原因です)
乾燥肌の方ほど33~35℃くらいから始め…
それでもまだ改善されない場合は、洗う時間を2~3分くらいにして、自分に合った調整をしていってください。
【脂性向け】洗い方
脂性の方は多少お湯の洗浄力が強くても皮脂で補える体質ですので…
ここはしっかりと脂を落とせる温度で洗い流すようにしてください。
とは言え、高温すぎるのは逆効果ですので…
35~40℃までがベターでしょう。
始めのうちはベタつきがあるとは思いますが…
続けていくと脂性が徐々に改善されていきますので、そうなったら温度をだんだんと下げていきましょう。
季節によって洗い方を変える!【上級者編】
ここからは少し上級者向けになります。
(上級者とは、湯シャンを既に習慣的にできていて、自分に合ったやり方を知っている方をここでは指します)
- 夏場は汗でベトベト…
- 冬場は乾燥しやすい…
というのが日本の四季の特徴。
だから…
夏場は毎日湯シャンしてください!
またその際はぬるま湯以下の温度(だいたい30~33℃)で低温洗浄をオススメします。
逆に冬場は数日に1回(目安は2~3日に一度)
のペースで湯シャンしてください。(上級者でない方からすると驚きでしょうけど…)
その際は35℃前後で構いませんが、乾燥が気になるようでしたら温度を下げていくのも一つの方法です。
まとめ
皆さんには、知らず知らずのうちに「習慣」というものが身についていて、人によって「習慣の常識」が違うものです。
例えば…
- 歯を磨くのは寝る前だけ…
- 逆に朝食・昼食・夕食・寝る前の4回は絶対に磨く…
- お風呂はシャワーだけ…
- 逆に絶対に湯船に入らないとダメ…
などなど、人それぞれに習慣やリズムというものがあり、結婚や恋人同士でもその習慣の違いが原因でケンカしたり別れたりもする…
「習慣」とは生きていく上で重要な要素となっています。
今回のこの「湯シャン」…
ハッキリ言って、習慣になるくらい継続しなければ効果は得られません。
(実感としてわかってくるのは早くても半年~遅い方で数年…とも言われています)
普段からシャンプー・トリートメントを欠かさず毎日してきた人間が…
いきなり「お湯だけ生活」に何の抵抗もなく移れるとは思えません。
しかし、この「湯シャン」は頭皮の本来の力を取り戻し、自然治癒力を高める効果があります!
もちろんシャンプーは絶対にしたい!という方は無理に湯シャンに変える必要はありません。
これから始めてみようという方には…
継続することできっと効果は出てくると思いますよ!
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[美デキ男子 編集部より]
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